登山初心者ガイド

丹沢・大山登山の初心者ガイド|服装や持ち物、おすすめの登山ルートなど、初めてをサポート|丹沢・大山エリアナビ 丹沢・大山登山の初心者ガイド|服装や持ち物、おすすめの登山ルートなど、初めてをサポート|丹沢・大山エリアナビ

丹沢・大山エリアは山や登山ルートのバリエーションが豊富で、初心者から中・上級者まで楽しめる場所です。
都心からも近く、日帰りで訪れることができます。コースによっては本格的な登山道も多くありますので、
安全に登山を楽しむために、持ち物や服装、ルールなどを事前に確認しましょう。

登山に必須のアイテム

丹沢・大山エリアの日帰り登山で最低限用意したい持ち物です。天気が変わりやすいことに加え、道に迷ったり、遭難してしまったり、思わぬところでケガをすることもあるかもしれません。しっかりと準備を整え、安全に登山を楽しみましょう。

登山靴は疲労やケガを防止してくれます。初心者は、足首まで固定されるミドルカットまたはハイカットがおすすめ。足場が悪い場所でも安定感があり、小石や水の混入も防げます。

転倒によるケガを防ぐため両手が空くリュック(ザック)を選びましょう。日帰り登山であれば、20〜30Lの容量がちょうどいいサイズです。

山の天気は変わりやすいため、晴れ予報でもあってもかならずレインウェアは必ず持っていきたいアイテム。風によって横から吹きつける雨を防ぐため、上下分かれたものがおすすめです。

登山中はたくさん汗をかきます。水分不足は熱中症や”足つり”の原因になるため、こまめな補給が重要。水やお茶のほか、塩分入りのスポーツドリンクもおすすめです。

登山では多くのエネルギーを消費するため、行動食による栄養補給が重要。カロリーが高く、休憩時に素早く食べられるものがおすすめです。(例:チョコレート、ナッツ類など)

ケガや虫刺され、または体調不良時の応急処置を行うため、ファーストエイドキットは必須です。絆創膏や軟膏、ポイズンリムーバー、常備薬などを持っておくとよいでしょう。

登山に必要な持ち物は上記だけではありません。登る山や季節によって準備するものも変わりますので、
登山の度に持ち物はチェックしましょう。

丹沢・大山登山 服装ガイド

春の丹沢・大山登山 服装のポイント

丹沢・大山の春は日差しがやわらかく過ごしやすい季節。春登山の服装ポイントを紹介します。まずはレイヤリング(重ね着)。登山中と休憩中の体温の変化、麓と山頂の気温の変化にも対応できるようレイヤリングを基本とし、脱着しやすい服装にしましょう。この季節、山頂では10℃以下になることもありますので、薄手のダウンウェアなど防寒着を携帯することもおすすめします。

汗を素早く吸収・蒸発させて汗冷えを防ぎ、体温を維持する役割があります。速乾性の高いポリエステルなどの化学繊維がおすすめです。コットン100%は汗が乾きにくいので避けたいところ。

速乾性を重視するならインナー同様にポリエステルなどの化学繊維素材がおすすめです。肌のベタつきなどを抑え、熱中症予防にもなります。

ストレッチ性があり、乾きやすく通気性のよいものが理想。虫刺されや転倒によるケガを防ぐため、肌を保護できるロングパンツまたはハーフパンツ+薄手のタイツが最適です。タイツは、疲労を軽減してくれるコンプレッションタイツや膝等の関節を支えてくれるサポートタイツなどもあります。

体温調整をするために重要なアイテム。行動中の着脱やウェア内の換気がしやすいよう、前あきのものがおすすめです。気温や天候にあわせて準備しましょう。

行動中に暑いと感じても、登り始めや休憩時、標高の高い場所では寒さを感じます。また、山の天気は変わりやすいもの。風や雨などから体を守る防風性、防水性があるものを用意し、ザックの取り出しやすい場所に入れておきましょう。

山は麓よりも紫外線が強いため、日焼けや体力消耗を防ぐ帽子は重要なアイテム。濡れても乾きやすいポリエステルなどの化学繊維素材を選びましょう。防水性があるものなら雨が降っても安心です。

夏の丹沢・大山登山 服装のポイント

丹沢・大山の夏、日差しも強く気温が高くなりますが、標高が高い場所での休憩などは体が冷えるので羽織るものを携帯しましょう。インナーは吸汗速乾性や通気性に優れたウェアを選び、レイヤリングでスムーズな体温調整を心掛けましょう。また、夏は害虫リスクも高いため、肌を露出しすぎない服装が適切。

汗を素早く吸収・蒸発させて汗冷えを防ぎ、体温を維持する役割があります。速乾性の高いポリエステルなどの化学繊維が最適です。コットン100%は汗が乾きにくいので避けたいところ。紫外線防止に長袖のものもおすすめです。

速乾性を重視するならインナー同様にポリエステルなどの化学繊維素材がおすすめです。肌のベタつきなどを抑え、熱中症予防にもなります。

ストレッチ性があり、乾きやすく通気性のよいものが理想。虫刺されや転倒によるケガを防ぐため、肌を保護できるロングパンツまたはハーフパンツ+薄手のタイツが最適です。タイツは、疲労を軽減してくれるコンプレッションタイツや膝等の関節を支えてくれるサポートタイツなどもあります。

体温調整をするために重要なアイテム。行動中の着脱やウェア内の換気がしやすいよう、前あきのものがおすすめです。気温や天候にあわせて準備しましょう。

山の天気は変わりやすいもの。風や雨などから体を守る防風性、防水性があるものを用意しましょう。

山は麓よりも紫外線が強いため、日焼けや体力消耗を防ぐ帽子は重要なアイテム。濡れても乾きやすいポリエステルなどの化学繊維素材を選びましょう。防水性があるものなら雨が降っても安心です。

秋の丹沢・大山登山 服装のポイント

紅葉の秋はこのエリアのベストシーズンと言っても過言ではありません。丹沢・大山秋登山の服装ポイントを紹介します。この時期の山頂では10℃以下になることも。麓ではポカポカ陽気であってもフリースウェアや薄手のダウンウェアなど防寒着を携帯することをおすすめします。また、柔軟に体温調整ができるようレイヤリング(重ね着)を活用しましょう。

汗を素早く吸収・蒸発させて汗冷えを防ぎ、体温を維持する役割があります。速乾性の高いポリエステルなどの化学繊維がおすすめです。コットン100%は汗が乾きにくいので避けたいところ。

速乾性を重視するならインナー同様にポリエステルなどの化学繊維素材がおすすめです。肌のベタつきなどを抑え、熱中症予防にもなります。

ストレッチ性があり、乾きやすく通気性のよいものが理想。虫刺されや転倒によるケガを防ぐため、肌を保護できるロングパンツまたはハーフパンツ+薄手のタイツが最適です。タイツは、疲労を軽減してくれるコンプレッションタイツや膝等の関節を支えてくれるサポートタイツなどもあります。

体温調整をするために重要なアイテム。行動中の着脱やウェア内の換気がしやすいよう、前あきのものがおすすめです。気温や天候にあわせて準備しましょう。

行動中に暑いと感じても、登り始めや休憩時、標高の高い場所では寒さを感じます。また、山の天気は変わりやすいもの。風や雨などから体を守る防風性、防水性があるものを用意し、ザックの取り出しやすい場所に入れておきましょう。

山は麓よりも紫外線が強いため、日焼けや体力消耗を防ぐ帽子は重要なアイテム。濡れても乾きやすいポリエステルなどの化学繊維素材を選びましょう。防水性があるものなら雨が降っても安心です。

冬の丹沢・大山登山 服装のポイント

丹沢・大山の冬は、積雪の心配は少ないものの、朝晩は氷点下、昼でも2〜3℃ほどの日もしばしばあります。丹沢・大山の冬登山の服装ポイントを紹介。冬山の服装は、気温や登る山に応じた効果的なレイヤリング(重ね着)を意識しましょう。低体温症などの雪山の寒さからくるリスクを防ぐため、保温性の高い服装を心がけましょう。

冬の寒い日でも汗をかく登山では重要なアイテムです。汗を素早く吸収して蒸発させて汗冷えを防ぎ、体温を維持する役割があります。綿素材ではなく、速乾性の高いポリエステルなどの化学繊維素材がおすすめです。

速乾性を重視するならインナー同様にポリエステルなどの化学繊維素材がおすすめです。肌のベタつきなどを抑え、汗冷え予防にもなります。気温が低い冬は長袖を選びましょう。

ストレッチ性があり動きやすく、雨や雪をはじく撥水性のあるものが理想。冬は厚手や裏起毛など、保温性の高いモデルがおすすめです。

体温調整をするために重要なアイテム。行動中の着脱やウェア内の換気がしやすいよう、前あきのものがおすすめです。気温や天候にあわせて準備しましょう

行動中に暑いと感じても、登り始めや休憩時には防寒着は欠かせません。また、山の天気は変わりやすいもの。保温性だけはなく、風や雨などから体を守る防風性、防水性があるものを用意し、リュックの取り出しやすい場所に入れておきましょう。

山は麓よりも気温が低く、風が強い日も多いため、体力消耗を防ぐ帽子は重要アイテム。冬は保温性の高いニット帽や耳あて付きの帽子がおすすめです。

防水透湿性素材の手袋が好ましい。綿素材である軍手やウール素材の手袋は、乾きにくいので避けたほうが無難です。

山歩きのコツ

山を歩く際は頭から背中にかけてまっすぐ起こし、視線を前に向けましょう。体幹を安定させると、手足を効率よく動かせます。また、登り・下りともに足裏全体での着地を心がけましょう。つま先だけを使って登ったり、かかとから着地する歩き方だと、足に負担がかかって疲れやすく、足を滑らせる原因にもなります。

歩幅を小さくするのがポイントです。体や荷物が安定し、疲れにくくなります。歩幅が小さいと、不安定な登山道でもバランスがとりやすく転倒を防ぐメリットも。登り始めや単調な階段では、先を急ぐ気持ちからつい大股で歩きたくなってしまいがちですが、息を切らさず長時間歩き続けるためにも、歩幅は小さく一歩一歩を丁寧に進むことを心がけましょう。

急斜面を登る場合は、ジグザグに少しずつ登っていくのがセオリーです。道の進行方向と平行に直登するよりも、ふくらはぎや膝への負担を軽減することができます。また、無理なく登り続けるために、歩行ペースを抑えるのも大切。仲間と会話しながらでも、息が切れないペースが目安です。

急斜面を下る際は、体の前面に重心を置きます。腰が引けた状態では、かかとから滑って転倒したり、ひざに体重が乗りすぎて痛める恐れがあります。ひざ丈ほどの大きな段差は、軽くしゃがんで手をつき、ゆっくり片足を出すとスムーズです。なお、登山道沿いの木やロープは手すりではないため、掴んではいけません。体重をかけると崩れる危険もあります。

ルール・マナー

  • 採らない

    植物や昆虫などの生き物の採取はやめましょう。

  • 与えない

    野生動物にエサを与えるのは危険なので、控えましょう。

  • 踏み込まない

    歩道を外れて、道のない山中に踏み込まないようにしましょう。

  • 捨てない

    ゴミはきちんと持ち帰りましょう。

通行止・注意情報

登山前には、登山道の状況や注意情報をかならず確認しましょう。悪天候により崩落や倒木が発生したり、登山道が通行止めになることがあります。
神奈川県が管理する自然公園内の登山道等の情報はこちらから確認できます。

登山計画書を提出しましょう!

登山の際には、必ず「登山計画書」を提出しましょう。遭難時、迅速な救助活動を行うために重要なものです。また、登山計画書を作成することは、自らのスケジュールや持ち物を見直すきっかけにもなりますので、遭難防止につながります。

  • 登山を実施する年月日(登山開始時刻・下山予定時刻)
  • 登山者全員の名前、住所、携帯電話番号等
  • 緊急連絡先
  • 登山ルート(地図や略図などでルートや進行方向を記入)
  • 行動日程
    (分岐点や山頂など、各ポイントに到着する予定時刻、宿泊先など)
  • 目的の山域や山名
  • 登山方法
    (軽登山、縦走登山、沢登り、トレイルランニングなど)
  • 持ち物

伊勢原駅前交番内や秦野駅北口バス停、大山ケーブルカー駅待合室内、大山観光案内所、県立秦野戸川公園、ヤビツ峠バス停などに登山ポストが設置されています。

  • FAX、郵送

山岳を管轄する警察署または警察本部地域総務課で受け付けています。

  • オンライン

注意すべき生き物

ヤマビル

4月~11月頃に活発に活動するヤマビル。体長は2〜5cmで、足元から這い上がり吸血する。毒性はないとされ、かまれてもほとんど痛みを感じませんが、血が固まりにくくなり、かまれたことに気付かず長時間出血する恐れもあります。足元の肌を露出しないことや、市販のヒル忌避剤の使用が効果的です。

スズメバチ類

主に夏と秋に活動。オオスズメバチは地中に、キイロスズメバチは軒下などに巣を作ります。近づくと刺されることがあるため、慌てずにその場から離れましょう。甘いものを好むため、活動時期にはなるべく携帯しないように。刺された際に毒液を絞り出すためのポイズンリムーバーを携帯するようにしましょう。

ツキノワグマ

若干数ながら丹沢山地にも生息。臆病で積極的に人を襲うことは少ないものの、出会い頭などに、身の危険を感じて攻撃されることもあります。大声をあげたり急に走ったりせず、動きを見ながら静かに後退することが大切です。また、鈴や笛など音のするものを身につけるのもよいでしょう。

ヤマビル

4月~11月頃に活発に活動するヤマビル。体長は2〜5cmで、足元から這い上がり吸血する。毒性はないとされ、かまれてもほとんど痛みを感じませんが、血が固まりにくくなり、かまれたことに気付かず長時間出血する恐れもあります。足元の肌を露出しないことや、市販のヒル忌避剤の使用が効果的です。

スズメバチ類

主に夏と秋に活動。オオスズメバチは地中に、キイロスズメバチは軒下などに巣を作ります。近づくと刺されることがあるため、慌てずにその場から離れましょう。甘いものを好むため、活動時期にはなるべく携帯しないように。刺された際に毒液を絞り出すためのポイズンリムーバーを携帯するようにしましょう。

ツキノワグマ

若干数ながら丹沢山地にも生息。臆病で積極的に人を襲うことは少ないものの、出会い頭などに、身の危険を感じて攻撃されることもあります。大声をあげたり急に走ったりせず、動きを見ながら静かに後退することが大切です。また、鈴や笛など音のするものを身につけるのもよいでしょう。