【今ならこども50円!】歴史と自然を満喫!お子さまと一緒に楽しむ大山

豊かな自然と美しい景色、歴史的な名所も多い大山へ、お子さまと一緒にお出掛けしてみませんか。大山の最寄りとなる伊勢原駅は、新宿駅から特急ロマンスカーで約45分、快速急行で1時間弱。また、子育てを応援する小田急線と神奈中バスは交通系ICカード利用時の小学生のお子さまの運賃が、それぞれ一律50円と大変お得です。(小田急線利用時は小児用ICカードに限ります)。そのため、小田急線のどの駅から乗車しても、大山の入口となる「大山ケーブル」バス停まで、お子さまは片道100円でアクセスすることができます。

INFORMATION

2025年7月に開通60周年を迎える大山ケーブルカーは、小学生のお子さまの運賃が片道50円となる「大山ケーブルカー開業60周年記念キャンペーン(2025年6月28日から8月31日まで)」が実施されます(現金払いは除きます)。この機会に、お子さまと一緒にぜひお出かけください。大人の方は「丹沢・大山フリーパス(Aキップ)」のご利用が便利でお得です。


お子さまと大山へ出かけるなら!お子さま連れにも快適なロマンスカーで

特急ロマンスカーを利用すれば新宿から伊勢原駅まで約45分で到着します。せっかく大山へ出かけるなら、ロマンスカーを利用してみませんか。
新宿方面から向かうなら、大山が見える進行方向右側のC・D席がお薦めです。「あのお山に登るんだよ!」と、お子さまとの会話を楽しみながら、車窓からの景色も楽しむことができます。なおロマンスカーは、事前予約が便利です。2025年4月15日からスタートしたロマンスカー子育て応援車をご存知でしょうか。お子さまと一緒に乗車する際に、気がねなく利用できると好評です。ぜひご利用ください。

伊勢原駅北口のバス乗り場4番線から出発する「大山ケーブル」行のバスに乗車します。平日の日中は1時間に2便、土日祝日は1時間に3~4便を運行しています。

伊勢原駅からバスで30分ほど走ると、緑も濃くなり景色が変わります。バスは、大山の中腹に源流をもつ清流、鈴川沿いの坂道を走ります。江戸時代に大流行した「大山詣り」の様子を描いた浮世絵にも描かれた良弁滝(ろうべんたき)や愛宕滝(あたごたき)もバスの車窓から見ることができます。終点の「大山ケーブル」バス停で下車し、ここから大山ケーブル駅まではこま参道を歩きます。


江戸時代から継承される「大山こま」があちこちに。歩いてたのしい「こま参道」

バスを降りて、「大山ケーブル駅」までは、昭和レトロな雰囲気が漂う「こま参道」を歩きます。緩やかな上り坂で、階段と踊り場が続きますが、お土産物屋さんや飲食店、江戸時代から続く宿坊(旅館)などが軒を連ね、雰囲気を楽しみながら歩くことができます。ふと耳をすませば、すぐ横を流れる鈴川のせせらぎも聞こえてきます。

金子屋支店

こま参道を歩きはじめてすぐのところにあるのが、「大山こま」の製造元でもある金子屋支店です。お店の一部が工房となっており、現在も挽物(ひきもの)の工程から色付けまでを行っています。店主は、8代目となる金子吉延さん。伊勢原市大山こま制作技術保存会の代表を務め、現在もこまの制作を続け、大山こまの伝承活動にも取り組まれています。

大山や丹沢の木々を使用したお盆やお椀などの木工製品は、江戸時代からこの地で作られていたそうで、最盛期には30人ほどの挽物師や木地師などの職人が携わっていたという記録も。大山こまも当時から作られており、大山詣りの土産として、不動の人気を誇ったと言われています。

現在も、こどもから大人までが参加し交流する「大山こまフェスティバル」が毎年6月に開催されるなど、大山こまが、文化として地域に根付いていることがうかがえます。

太い芯で支える厚みのある独特のフォルム、藍・朱・紫色の3色の美しい色合いの大山こまは、長くよく回ることから、家内安全や商売繁盛の縁起物、飾り物として、現在も大山土産として支持されています。お子さまと一緒に、じっくりと選んでみてはいかがでしょうか。

金子屋支店
住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山585番地
定休日:不定休
営業時間:8:00-17:00
アクセス:「伊勢原駅北口」からバスで約30分 「大山ケーブル」下車後、徒歩約4分
お問合わせ:0463-95-2262

金子屋支店の先もこま参道が続きます。歩きながら足元に目を向けると、所々に大山こまが描かれたタイルがあります。これは、大山こまが踊り場の数を示しているそうで、大は10、小は1の位を表しているとのこと。例えば写真左は、こま参道入口から9か所目の踊り場で、右の写真は12か所目の踊り場を意味しています。こま参道には全部で27の踊り場がありますので、タイルに描かれたこまの数で現在地を確かめながら歩くのも楽しそうです。

「ケーブルカーまで、あと半分。もう少し ガンバレ!」。踊り場だけでなく、階段にも趣向がこらされています。クイズがあったり、メッセージが書かれていたり。お子さまと一緒に読みながら、こま参道を進みましょう。

通りには、お土産屋さんや名物の「大山とうふ」もいただける休憩処などのお店が続きます。中には新しいお店もあり、懐かしい雰囲気の中に新しい大山の魅力も感じることができます。「大山ケーブル」バス停から大山ケーブル駅までの約15分、362の階段と27の踊り場からなるこま参道をお子さまと一緒にお楽しみください。


乗ってよし眺めてよし!標高差300mを約6分で結ぶ「大山ケーブルカー」

こま参道の先にある始発駅「大山ケーブル駅」

こま参道を歩き終えた先にあるのが大山ケーブルカーの始発駅、「大山ケーブル駅」です。中間にある「大山寺駅」を経由し、終点の「阿夫利神社駅」まで約6分で到着します。毎日9:00の始発から毎時20分間隔で運行しています。最終は平日は16:30発、土日祝日は17:00発となっています。

★☆大山ケーブルカーからのメッセージ☆★「今夏、お子さまと一緒に大山をお楽しみください」

色濃い緑と涼しい山風も吹く夏の大山は、お子さまとの散策にもぴったりです。大山ならではの体験は、きっと大切な思い出になるでしょう。

大山ケーブルカーは、令和7年7月11日に開業60周年を迎えます。この記念の年に、「大山ケーブルカー開業60周年記念キャンペーン」 (2025年6月28日~8月31日)を実施します。子育てを応援する小田急グループとして、キャンペーン期間中は、お子さまは、片道50円(クレジットカード、交通系ICカード、一部QRコード決済利用時のみキャンペーン価格適用)で大山ケーブルカーに乗車できます。小田急線、神奈中バスを利用して、夏の大山へお子さまと一緒にお出かけください。



「大山ケーブル駅」
乗車券販売:あり(クレジットカード、交通系ICカード、一部QRコード決済が利用可)
始発:9:00(以降20分間隔)
最終:平日 16:30、土休日 17:00
売店:あり
トイレ:あり

実はロマンスカーも手がける著名建築家によるデザインの「大山ケーブルカー」

モダンな意匠の車両は、10年前の2015年、大山ケーブル開業50周年を記念して導入されました。車両デザインは、美術館などの公共施設やオフィス、ホテルなどの商業建築、さらには空港などの大規模施設まで幅広い実績と多くの受賞歴をもつ建築研究組織「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」によるもの。実は同社、GSE(70000形)やMSE(60000形)、EXEα(30000形)などの複数のロマンスカーのトータルデザインも手掛けています。

ブリリアント・グリーン色の大山ケーブルカーの車体には、1号車はゴールド、2号車はシルバーがアクセントとして入っています。

展望車両を標榜するとおり、天井が高く窓が多い車内は、明るくて視界も良好です。勾配に合わせた作りとなっており、段差ごとにシートが用意されています。上方向(写真左)は、大山の頂に向けた色濃い緑が視界を覆い、下方向(写真右)は大型の曲面ガラス越しに相模湾を望むことも出来ます。もちろん左右の大きな窓からも大山の自然を間近に感じることができます。

車両先端部で安全運行を支えるのが「車掌」さんです。「大山ケーブル駅」を出発し、わずか2分で「大山寺駅」に到着します。駅が近づくにつれ、すれ違う車両が前方から近づいてきます。大山寺駅部分だけ複線となっており、上り下りの2つの車両がこの駅で並び、同時に停車します。

ケーブルカーが並ぶ中間駅があるのは「大山寺駅」だけ。ホームからは相模湾の眺望も

このように2台のケーブルカーが並んで停車する中間駅があるケーブルカーは、国内では大山ケーブルだけ。とってもレアな体験ができますので、途中下車して車両が並ぶ様子をホームからお楽しみください。下車して車両を見ると、上方向(山側)から見る車両前面の意匠が、下方向から見た時と全く違うことに、気が付きます。これほどまでに車両の両面の顔が異なるのも、大山ケーブルカーの特徴です。

ケーブルカーは20分間隔で運転されており、「大山寺駅」は上り、下りのケーブルカーに乗車することができます。ホームは階段状になっており、ベンチの用意もあります。初夏は新緑、秋には紅葉に染まる木々に囲まれ、眼下には相模湾も見える静かなホームで過ごす時間も贅沢なひと時と言えそうです。

なお「大山寺駅」にはトイレはありません。大山寺本堂から女坂を上ってすぐ左手にある公衆トイレをご利用ください。

「大山寺駅」
乗車券販売:なし
始発:9:02(以降20分間隔)
最終:平日 16:32、土休日 17:02
売店:なし
トイレ:なし

車内には車掌さんのみ。運転士さんは、どこにいるのでしょうか?

大山ケーブルカーには、一人以上の車掌さんが乗車します。では、大山ケーブルカーは、自動運転システムなどで無人運行されているのかと言えば、そうではありません。実は終点となる「阿夫利神社駅」上部にある運転室から上り下りの2両を1名の運転士が操縦、運行しています。直径約3センチの鉄製ワイヤー1本の両端に2両のケーブルカーが繋がり、大きな滑車を介して、上り下りする「つるべ式(交走式)」となっており、その滑車や動力をつかさどるモーターなどの機械類は、阿夫利神社駅に設置されています。

詳しくは 令和版「大山詣り」のススメ 大山ケーブルカーに乗って出発進行!をご覧ください。大山ケーブルカーの仕組みについてご紹介しています。

INFORMATION

夏休み特別企画「ケーブルカーの動く仕組み&お仕事説明会」

2025年8月4日(月)~8日(金)と18日(月)~22日(金)までの期間、各日14時から運転士自らがケーブルカーの仕組みや運転方法などを説明します。夏休みの自由研究の題材や思い出作りにぜひご参加ください。

大山阿夫利神社下社、大山山頂に至る登山道への最寄り駅「阿夫利神社駅」

標高400m付近となる「大山ケーブル駅」から約6分、標高512mの「大山寺駅」からは約2分で到着するのが大山ケーブルカーの終点「阿夫利神社駅(標高678m)」です。始発から終点までの標高差約280m、最大傾斜25度もある斜面に敷かれたレール約800mを秒速3.5m(時速12.6km)で、登り下りしています。

駅名の通り、ここは大山阿夫利神社下社への最寄り駅となっています。改札を抜けて、大山散策を楽しみましょう。麓と比べると夏場でも少し涼しさを感じる日もあります!


「阿夫利神社駅」
乗車券販売:あり
始発:9:00(以降20分間隔)
最終:平日 16:30、土休日 17:00
売店:なし
トイレ:なし(広場下の公衆トイレをご利用ください)


ミシュランも認める眺望。天空の境内「大山阿夫利神社 下社」へ

大山ケーブルカーの終点となる「阿夫利神社駅」の改札を抜けた先は、大山阿夫利神社下社への参道となっています。歩いてすぐの広場から左手の階段を登ります。途中には手水舎があります。

大山詣りが盛んであった時分、大山道中を歩き汚れた身体はもちろんのこと、生活のなかでついてしまった穢れを洗い清めるために、大山の麓で水垢離(みずごり)として滝にあたりました。境内に上がるまえに、手水舎の冷たくも気持ちよい水で、手と口を清めましょう。

大山阿夫利神社 下社

階段を登り終えた先にあるのが大山阿夫利神社 下社です。大山の杜に朱色の拝殿が美しく映えます。信仰と物見遊山を合わせたツーリズム「大山詣り」が大流行した江戸時代から多くの人々が訪れたのがこの場所です。

「大山石尊権現」や「石尊大権現」とも呼ばれる大山の主神、大山祇神(おおやまつみのかみ)が祀られる大山阿夫利神社の本社は、大山の山頂(1,252m)にあります。その山頂までは、下社拝殿の左手へ進むとある「登拝門」から、本格的な山道を90分~120分ほど登ることになります。江戸時期には、15~16歳となった男子が初山(はつやま)・十五詣りとして、山頂の石尊大権現さまにお詣りすることで、成人を迎えた証とする風習があり、大山登山はこどもから大人へ至るひとつの儀式でもありました。

明治期初期までは、下社周辺から本宮のある山頂までは、夏の開山期(7月27日~8月17日)にのみ入ることが許された神域でしたが、大山が国定公園に指定された1965年以降、現在のように通年で上ることができるようになりました。

先ずは、拝殿にお参りしましょう。

拝殿と授与所の間には拝殿地下への入口があり、神泉大山名水(御神水)をいただくことができます。大山阿夫利神社が祀る高龗神(たかおかみのかみ)は、水の神様として庶民からも信仰されてきた歴史があります。入口で専用の容器も求めることができますので、御神水を満たして持ち帰っていただくこともできます。

2025年春に改装され美しい白木作りとなった授与所が拝殿右隣にあります。中に入ると御札や御守りなどが並んでいて、じっくりと選ぶことができます。小鹿やフクロウがポケットに入った可愛らしい開運御守は、お子さまだけでなく、大人にも人気なのだとか。右側にあるカウンターが、お祓いなど神事の受付となっています。

標高696mにある「大山阿夫利神社下社からの眺望」は、2020年発行の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にて二つ星を獲得しています。晴れた日には江の島はもちろんのこと、三浦半島から伊豆半島まで相模湾全体を見渡すことができます。夏、秋(紅葉)、お正月や冬季など期間限定で運行される大山ケーブルの「夜景運転」時には、湘南の平野を彩る夜景も楽しむことができます。

下社境内には所々にベンチも用意されており、小休止にもぴったり。大人っぽい空間とお菓子が好きなお子さまなら、上質な空間でいただく抹茶ティラミスなどが人気の茶寮石尊の利用もお薦めです。


お山で食べる名物ラーメン。お団子やかき氷も人気の老舗茶屋「さくらや」

「阿夫利神社駅」から歩いてすぐの広場にあるのが、茶屋「さくらや」です。創業は明治時代という老舗で、もともとは大山阿夫利神社下社の境内に植わる桜の木の近くで営んでいたのが、店名の由来とのこと。

店先にかかる暖簾は、もともと「ラーメン」の縦型のぼり旗を「誤って」裏返しのまま横位置にしたもので、「ルーメソ」とは?と、SNSで広がり話題のスポットにもなりました。

「ルーメソ」暖簾を掲げるさくらやの人気メニューが「正油らーめん」です。お子さまのオーダー率も高い一品で、昔ながらの醤油味のスープは安定感のある美味しさ。厚めのチャーシューと極太メンマも味わい深し。山でいただくラーメンが格別ということを実感させてくれる至福の一杯です。「味噌らーめん」と「山菜らーめん」もあり、ほかにもそばやうどん類、カレーライスなど食事メニューも多数揃っています。

店頭で焼いている串刺しだんごもさくらやの名物です。白、草(よもぎ)、黄色(パンプキン)と3種類あり、あんこか味噌ダレのどちらかを選びます。大きめの団子は食べ応えも十分で、小腹を満たすのにぴったり。お子さまとシェアしても良いかもしれません。

せっかく大山に来たのなら名物「大山とうふ」を味わいましょう。暑い季節は冷奴、寒い季節なら湯豆腐がお薦めです。酸味の効いた味噌ダレでいただく冷奴は、豆腐の風味だけでなく、冷たい喉越しとつるりとした食感が嬉しい一品です。大山詣りに訪れた人々が涼しさとお腹を満たすために求めたという大山とうふ。江戸時代から変わらない、魅力を実感できます。

一年を通して人気なのがソフトクリームです。さらに夏季限定として、かき氷もメニューに加わります。清涼感漂うこの場所でいただく夏の氷菓子は、さっそくの神さまのご加護、現世利益のようにも感じます。

山の風を感じる気持ちの良い軒先の小上がりのような席が特等席。肌寒い日には店内席も用意があります。よほどの荒天でない限り、毎日10時頃から夕方16時頃まで年中無休で営業し、大山を訪れる人々のお腹を満たすだけでなく、山を歩く人々に茶屋「さくらや」があるという安心感も提供しています。山の中の茶屋で寛ぐひと時も、お子さまにはきっと新鮮な体験になることでしょう。

大山ケーブルカーを利用することで大山阿夫利神社下社までは気軽にアクセスすることができますが、その先の大山山頂までは登山道となり、体力や装備も含め、しっかりとした準備が必要となります。その点、さくらやの左手からはじまる「見晴台ハイキングコース」は、高低差も少なく片道30分とお手頃です。休憩用テーブルが並び景色もよい見晴台まで、お子さまと一緒にハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。


鎌倉時代作の鉄製の不動明王さまに会える「大山寺」

大山寺

「大山ケーブル駅」と「阿夫利神社駅」の中間に位置する「大山寺駅」は、どちらの駅からも大山ケーブルカーの乗車時間は約2分。そして「大山寺駅」から徒歩約3分で到着するのが古刹「大山寺」です。

大山寺本堂の正面にある階段は、もみじの葉が覆いかぶさるように広がっており、夏は涼感を感じさせる緑が美しく、秋には真っ赤に染まる紅葉の名所として人気です。本堂前からは江の島や三浦半島までを見渡すこともでき、ベンチに座って歩き疲れた身体を休めることもできます。

今年、開創1270年を迎えた大山寺は、2024年に本堂が国登録有形文化財に認定されました。ご本尊は、国内でも珍しい鉄製の大山不動明王像、鎌倉時代の作です。御開帳日には、本堂奥で、ご本尊をはじめ多くの寺宝寺仏像に参拝することができます(内拝協力金500円。中学生以下は無料)。

大山寺を訪れたなら、鋭い眼光で怒りの表情を見せながらも、実は慈愛に満ちる不動明王さまと対面してみてはいかがでしょうか。お不動さまは、某人気アニメの主要登場人物、「炎の呼吸を使う柱のモデルになっているみたいだね」と言えば、お子さまも興味が湧いてくるかも知れません。

本堂に入って右手にはご朱印所があり、学業成就、入試合格、交通安全などお子さま向けの御守りなども求めることができます。また本堂の前には厄除けのかわら投げスポットも。厄除の谷に設置された円にかわらが通ると、厄除け厄払いだけでなく願いも叶うのだとか。お子さまと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

大山寺から歩いて3分ほどのところにある「大山寺駅」から大山ケーブルカーに乗車すれば、あっという間に麓の「大山ケーブル駅」に到着します。再び、こま参道を歩いて、おやつを食べたり、お土産を選んだりと大山の楽しい旅を締めくくりましょう。


お土産選びや下山後のおやつにぴったりのお店

冒頭でご紹介した大山こまの製造販売元「金子屋支店」をはじめ、こま参道沿いには多くのお土産屋さんや飲食店があります。大山土産やハイキング帰りにお子さまと楽しみたいスイーツや食べ歩きにぴったりのお店をご紹介します。

大山ケーブル駅売店
大山ケーブル駅にある売店です。キーホルダーやタオル、クリアケースなど大山ケーブルカーのオリジナルグッズなど、ここでしか買えないアイテムがいろいろ。お土産やおやつに、地元伊勢原市で人気の洋菓子店「パスティッチェリア ラッテ」の大山バウムや濃厚なチョコレート風味の「フォンダン・オ・ペカン」が人気です。

住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山(大山ケーブル駅内)
営業時間:平日 9:00-16:30、土日祝9:00-17:00
定休日:不定休(大山ケーブルカーの運行に準ずる)

オカリナキッチン大山店

厚木市に1号店を構える「オカリナキッチン」の2号店。大山ケーブル駅から徒歩約3分。ふわっふわっな生地の「大山とうふシフォンケーキ」や「おおやまプリン」が人気のお店です。プリンは一部に自家養鶏した新鮮な卵を使用してつくるというこだわりで、甘さ控えめながら濃厚でクリーミーな味わいです。大山とうふが入ったテニスボールの大きさのメンチカツやその場で焼き上げる大山こまの形のおせんべいも食べ歩きに人気の一品です。軒先にベンチがあり、その場で食べることもできます。

住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山628-1
営業時間:11:00-ケーブルカー運行終了時間まで
定休日:不定休(SNSをご確認ください。

駅ナカ クルリンハウス(伊勢原駅観光案内所)

伊勢原駅改札を出て北口の階段途中にあるのが観光案内所を併設した土産物店「駅ナカ クルリンハウス」です。店内では伊勢原市公式イメージキャラクター「クルリン」のグッズをはじめ、大山こまも販売しています。また伊勢原の名産として人気のきゃらぶきやや和菓子、落花生など美味しい土産品も並び、一度にいろいろな商品を求めることができ便利です。

住所:259-1131神奈川県伊勢原市伊勢原1-1-5 小田急マルシェ 2F
営業時間:9:00-17:00
定休日:無休
お問合わせ:0463-95-5333


出発前にチェック!大山周辺の公衆トイレ案内

お子さまと一緒の大山ハイキング。ハイキングや名所巡りをお楽しみいただくために、大山の麓から大山阿夫利神社下社周辺の公衆トイレをご案内します。

大山参道公衆便所
「大山ケーブル」バス停近くにあります。この先、トイレの数が限られていますので、利用しましょう。

大山ケーブル駅 トイレ
駅待合スペース内にあります。

阿夫利神社下社公衆便所
阿夫利神社駅前にある広場から下ってすぐ、左手です。大山阿夫利神社下社への参拝前後にご利用いただけます。

大山寺公衆トイレ
大山寺から女坂を上ってすぐのところにあります。大山寺駅から徒歩約5分で、最寄りの公衆トイレです。女坂途中の唯一のトイレで、男坂には公衆トイレはありません。

その他、大山山頂、伊勢原駅に公衆トイレがあります。見晴台には公衆トイレはありません。

※掲載情報は取材日時点(2025年6月)のものです。


この記事のスポット情報

INFORMATION

金子屋支店

伝統の「大山こま」を中心にさまざまなおみやげを扱うみやげもの店。ケーブル駅に向かうこま参道に店を構えており、参道の名前にも由来する大山こまを製造・販売するお店です。

INFORMATION

大山阿夫利神社

2200年以上前から大山に鎮座する関東総鎮護の霊山、大山阿夫利神社。心願成就、商売繁盛、社運隆盛などのご利益があるとされています。清々しい気配の境内からの眺めはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星として紹介されています。

INFORMATION

大山寺

良弁僧正が開いた「大山寺」。大山詣りに欠かせないスポットで、地元では「大山のお不動さん」と呼ばれ親しまれています。紅葉の名所でもあり、秋には真っ赤に色づくもみじを楽しむことができます。大山ケーブルカーの大山寺駅から徒歩3分とアクセスも良好です。

INFORMATION

さくらや

大山阿夫利神社下社から石段を降りた先にあるお休み処。昭和の雰囲気が漂う店先には、SNSで話題の「ルーメソ」と読める暖簾がかかっています。名物の大山とうふにそばやうどん、おでんに甘味などメニュー豊富で、参拝客や登山客など訪れる人が後を絶ちません。

INFORMATION

オカリナキッチン大山店

厚木市に1号店を構える「オカリナキッチン」の2号店。ふわっふわっな生地の「大山とうふシフォンケーキ」や「おおやまプリン」が人気のお店です。大山とうふが入ったテニスボールの大きさのメンチカツやその場で焼き上げる大山こまの形のおせんべいも食べ歩きに人気の一品です。

INFORMATION

駅ナカ クルリンハウス

伊勢原駅改札を出て北口の階段途中にあるのが観光案内所を併設した土産物店「駅ナカ クルリンハウス」です。大山こまをはじめ、伊勢原の名産として人気のきゃらぶきやや和菓子、落花生など美味しい土産品も並び、一度にいろいろな商品を求めることができ便利です。